【S4使用構築】ラティアスクチートギャラ【最高2037最終1859】

初めましてラミレスと申します。
今回ラティアスクチートを使った構築でSMシングルレートで2000を達成することが出来たので、構築記事を書いてみました。初めてで見づらい所も多いかと思いますが、よろしければ目を通してもらえると嬉しいです。
ちなみにこんな名前とブログ名をしていてなんですが、横浜ファンではなくオリックスファンです(セリーグでは横浜を応援してますよ……!)

それでは今回使用した構築の並びです。

f:id:ramichan_poke:20170717043107p:plain

まず現環境ではクチートの苦手なポケモンが採用率上位を占めており、クチートの役割範囲をきっちりと限定してあげる必要性があると感じていました。そこで着目したのがクチートはポリ2やクレセ、ナットレイなどの数値受けに対して有利であるという点です。裏の軸としてこれらのポケモンを誘いやすく、ミミッキュで止まらない抜きエースとしてメガギャラを採用し、クチートの無理な構築に対してはギャラで抜いていくというコンセプトで構築を組みました。



それでは個別にポケモンを紹介していきます。



メガクチート

f:id:ramichan_poke:20170718190420g:plain

意地っ張り@クチートナイト

威嚇→ちからもち

じゃれつく 叩き落とす 不意打ち 炎の牙

実数値 153-150-105-×-75-75 → 153-172-145-×-115-75 
努力値 220-252- 0 -×- 0-36

H:A+1ミミッキュのZシャドクロ、C特化カプ・テテフのZサイキネ確定耐え
A:ぶっぱ
S:同族、ミラー意識。S下降補正のカグヤ抜き


対戦始めてから長いこと一緒に戦ってきた相棒。♂です。個体は変えません。
今回は数値受けのポケモンに後投げしていって、相手のサイクルを崩壊させる役割として採用しました。
技構成ですがクチートのメインウェポンであるじゃれ不意は確定で、コンセプトによりポリ2への遂行技であり命中安定打点の叩き、ナットレイへの遂行速度が速い炎牙を採用しています。が、ナットレイは剣舞叩きでも崩せる上に立ち回りとしてはほぼ裏に負担をかけるために、ナット対面ではじゃれや叩きばかり打っていたので剣舞でも良かったかもしれません。
個人的にはクチートのSは60族付近を目安に調整したいのですが、ミミッキュやテテフに負けるのは厳しく火力を削ることも出来なかった(じゃれに受け出てきたガルドを不意で縛れなくなる等)ので、こんな中途半端な速さになってしまいました。
来期はもう少しこの子を主軸にした構築にしてあげたいです。



ラティアス

f:id:ramichan_poke:20170718194600g:plain

臆病@ゴーストZ

浮遊

サイコショック シャドボ 瞑想 羽休め

実数値 183-×-110-135-150-178
努力値 220-×- 0 - 36- 0 -252

HB:特化メガバシャーモの飛び膝蹴りを最高乱数以外2耐え、ステロ込みA+2ミミッキュの影うち確定耐え
HD:D+1で特化カプ・レヒレムーンフォースを最高乱数以外2耐え
C:ZシャドボでH4ミミッキュを確1、C+1ZシャドボでH252テテフを確1
S:最速


クチートの相方。以前までお兄ちゃんを好んで使っていたのですが、今回の構築ではクチートの役割対象であるナットと高確率で並んでいるバシャーモを受けることが出来、サイクルを回せるポケモンが必要であったため羽休めを覚えさせたこの子を採用するに至りました。
ゴーストZはバシャと良く並んでいるテテフに後投げを許さないために採用しました。瞑想・ショックと合わせてバシャーモ軸の取り巻きで良く見かけるテテフ・レヒレ・霊獣ボルトをバシャーモを起点として一匹で見れるため、この子のお陰でバシャーモ軸に対しての勝率はかなり良かったように思います。ラティアスの前で悠長に舞ってくるミミッキュを返り討ちに出来るのもgood。実際に打つ機会自体はそれほど多くなかったですが、テテフに物怖じせずバシャーモ軸に投げれたことが一番良かったです。
主軸であるクチートとギャラどちらも通りにくいレヒレやスイクンといったポケモンにも強いのが、この構築に良くかみ合っていたと思います。
ただ素の火力は本当に無くバシャやメガゲンにショックが乱数なほどなので、想定したムーブ以外には弱くてバシャ軸の構築が減った最終盤では腐ることが多かったのが反省点。
良く急所を引いて倒れていきましたが、それも含めて来期も使ってあげたいと思わせてくれる可愛さでした。



ギルガルド

f:id:ramichan_poke:20170718202939g:plain

意地っ張り@命の珠

バトルスイッチ

影うち シャドクロ 聖剣 剣舞

実数値 159-112-171-×-172-87 → 159-222-71-×-72-87
努力値 188-252- 4 -×- 12-52

H:16n-1かつ10n-1
A:ぶっぱ
B:余り
D:ダウンロード対策
S:無振り65族抜き抜き


テンプレ調整の剣舞珠ガルド。構築でテテフと対面して無事で済むポケモンがおらず、2枚目の鋼が必要であると思い採用しました。剣舞珠ガルドにした理由は低速サイクルに対しての崩し要員がいなかったため。
舞ったこいつの火力は凄まじく剣舞影うちによる終盤の縛り性能はクチートの不意打ちと合わせてとても頼もしかったです。素の影うちでH4ミミッキュを確1、無振りメガゲンを乱数で持っていきます。対面の起点が悠長な行動をすると、舞って3タテということも多々ありました。ガルーラスタンにいるきついドランを初手に合わせて聖剣を叩き込み、クチートを無理矢理通すみたいな動きも取れました。
ただ惜しむべきは低速サイクルへの崩し要員として採用したのに対受けループにそれほど強くはないということ。上手く立ち回れれば相手の選出次第で突破出来ることもありますが、基本的にグライオンで止まるしベトベトンRも厳しいです。上位の受けループにはほぼ通用しないので、受けループ対策は他で補う必要があったことが構築単位での反省でした。



ヒートロトム

f:id:ramichan_poke:20170718211008g:plain

控えめ@ホノオZ

浮遊

オーバーヒート 10万 ボルチェン 毒々

実数値 157-×-127-172-128-106
努力値 252-×- 0 -252- 4 - 0

H:ぶっぱ
C:ぶっぱ
D:ダウンロード対策


クチートと相性補完が良い電子レンジ。ギャラが出せない構築に対してマンムーがアホほど重かったので、マンムーに強めの炎枠として非常に重宝しました。
コケコやギルガルド、カグヤに勝てるポケモンがほぼいないのでこいつらがいる構築には積極的に初手で出していきます。耐久が基本的に一度打ち合える程度しかなく、Sも遅いのでHP管理がとても重要なポケモンでした。特にギルガルドのZシャドボが受かるポケモンがなんと皆無なので、ギルガルドがいる構築に対してはいかにこいつでスマートに処理出来るかに試合が大きく左右されました。
毒々の枠は最初はめざ氷にしていましたが、Dに厚いマンダには結局起点にされてしまうこととクチートが出せない時の数値受けを崩す手段が欲しかったので途中で変更しました。
あとは極力遅いレヒレの上を取りたくてシーズンの途中で一度火力を少しだけ削ってSに回してみたりしてみましたが、レヒレのSラインが諸説あり過ぎて秒で戻したのは最高に頭が悪かったと思う……(笑)
シーズン通して過労死させてしまいましたが、この構築には不可欠なポケモンでした。



ジャローダ

f:id:ramichan_poke:20170718214612g:plain

臆病@ゴツゴツメット

天邪鬼

リーフストーム めざパ(岩) リフレクター 光合成

実数値 175-×-115-110-115-173
努力値 196-×- 0 -116- 0 -196

H:16n-1
C:+2リフストでH4ミミッキュを最低乱数以外一発、無振りウルガ・リザYを+2めざ岩で高乱1
S:準速マンダ抜き


クチートでは必須のガッサ対策枠であり、某実況者さんが使っていた調整のジャローダ(僕自身はラティクチ先達の方のブログを参考にさせてもらいました)。実際ミミッキュを皮込みの2発で落とせるようになるのはかなり使いやすかったです。
終盤何気に増えていたガルーラスタンにかなり強く、ドランが入っていないガルーラスタンはこのポケモンのお陰でかなり勝率が良かったと思います。
めざ岩に関してなのですが、一番打ちたい相手であるウルガはこの構築に対する通りの良さからか初手に出てくることが非常に多く、リザもこの構築に出てくるリザはほとんどがリザXだったので、単なる命中安定技として使用することが多くなっていました。それならばガルーラスタンにドランが入っていることがしばしばあり確実と言って良いほど選出されていたので、ドランへの打点としてめざ地にした方が良かったと感じました。
本当にこのポケモンはリフストを""当てれば""強い子でしたね!(ウルガが後投げされると絶対リフスト外すのほんと辞めて)



メガギャラドス

f:id:ramichan_poke:20170718225158g:plain

陽気@ギャラドスナイト

威嚇→型破り

滝登り 氷の牙 地震 竜舞

実数値 183-165-99-×-120-146 → 183-195-129-×-150-146
努力値 100-156- 0-×- 0 -252

H:余り
A:+1滝登りでH4ミミッキュを確1
S:最速


クチートと並ぶ本構築の主軸。数値受けのいない構築では舞ったこのポケモンはなかなか止まらず、主軸にふさわしい活躍を見せてくれました。
メインウェポンの滝登りは水技の通りの良さから確定として、地味に重いFCロトムやリザXへの最高打点の地震、マンダやこれも地味に重いガブなどの4倍弱点勢に打つ氷の牙、どれも外せなかったためこの技構成になりました。主軸に据えるなら範囲重視の3ウェポンギャラが一番使いやすいように思います。
ただこの構築ではリザ軸は基本ギャラを出していくことになるのですが、終盤に数を増やしていた鬼羽リザは本当に厳しく、リザ軸に対してかなりシビアな立ち回りを迫られたのが辛かったです。
ギャラ以外にはほとんど刺さっていないポリ2もナットもホイホイ出てきてくれたので選出誘導にすごく貢献してくれたと思います。ここぞで怯ませてくれる自覚も素晴らしかった(悪い顔)。





選出等

・対ガルーラスタン → クチート(ギャラ)+ジャローダ+@1
ドランがいるガルーラスタンにはクチートではなくギャラを良く選出していました。

・対バシャーモ軸 → クチート(ギャラ)+ラティアス+@1
ナットがいる構築にはクチートを、それ以外には大体ギャラを投げます。ラティアスのHP管理をしっかりしていれば大体勝てます。

・対マンダ軸 → クチート+ヒトム+ガルド
消去法的にこの選出になってしまうことが多いです。正直終盤激増したカバマンダ軸に勝てなかったことが今シーズン終盤にレートを落とした大きな要因だったと思います。

対低速サイクル(受けル) → ギャラ+ガルド+ジャローダ
グライがいることが多いのでクチートではなくギャラを投げます。ガルドの舞うタイミングさえ作ってあげれば勝ちやすいです。



あとがき

ここまで読んで頂いた方には分かると思いますが、相当ガバガバな構築です……。真皇杯関西予選2に出場させてもらった時に、前日まで構築が決まっておらずその日の勢いで組んだのがこの構築でした。結果予選落ちで構築も解散させようとしたのですが、レートで使う構築もなくこの構築で潜っているとたまたま環境と噛み合い2000に乗れたみたいな次第です。

一応↓が最高レート時の画像です。
f:id:ramichan_poke:20170719001908j:plain

シーズン終盤にボロボロだったのも、記事中にも少しありますが環境の変遷について行けなかった所が大きいと思うので、その辺を意識して来シーズンもさらに高みを目指して行きたいと思いました!(FFの方達が次々に21や21チャレしてるのを指をくわえて見てるしかないの悔しかった……!)来シーズンは僕もラティクチで2100目指します!!

最後にここまで読んでくださった皆様並びにS4で対戦して頂いた皆様、ありがとうございました!